事例 ‐さあこれから開業だ!‐
事例 ‐狭くても整理収納を工夫すればできる!‐
狭い厨房も工夫すれば多品種のメニューを提供することも可能です。このケースではオーナー様の経験と努力で約50種類のメニューをお一人でこなしています。でも、単なる経験ではなくて狭いことを利点に変えているからです。左右の収納場所には、表示やルールが張り付けてあります。素晴らしい事例です。

メニュー数の増加につれ副材(カップやカトラリーなど)が増加しています。副材の在庫管理は面倒ですが、色分けや市販のホルダーを使うことで楽になるはず。さらに再発注点と購入先が一目でわかる表示があればなおいいですね。実際にどうなったかは楽しみにしています

事例 ご夫婦でこれから開業するなら

HACCPは義務化されておりますので衛生管理・温度管理・記録の3原則は守る必要があります。ご夫婦やおひとりで飲食事業を開業するなら、一般衛生管理を主軸にすることをお勧めします。重要と思われるルーチン作業のうち衛生管理の3原則「持ち込まない・増やさない」・「つけない」・やっつける」を徹底すするための表示は必須です。

衛生管理計画書やその他の書類になるべく手をかけないで必要な記録をとるための表示をすることで余計な負担をなくすことができます。特に、重要と思われる作業の一例として手洗い手順の表示や冷凍冷蔵庫の基準温度を表示すれば記録は「良/否」でよいわけです。

事例 ‐開店から10年 慣れは大敵!基本を忘れないで‐

開店から10年が過ぎ、いまさら?

開業時には少なかった調理器具も10年もすれば増えてきて当然です。いろいろなケースに対応するために必要と思われたのでしょう。また、調理台の上にあれば便利と思い、キッチンペーパーやラップ等を置き始めたのでしょう。でも調理台の真上にあるのは紙粉やラップのかすなどが落下することもあるかもしれません。

保存器具も10年もすれば増えてきて当然です。数が少ないうちは、基本通りに保管していたかもしれません。また、近くにあれば便利と思い、調理台の近くに布巾を干すことはやりがちですね。

今回、最も注目したのは食器保管庫です。基本的には、扉付きが原則。でも、カーテンで仕切るのは?

さらに、厨房に使用していないものと段ボールなどの持ち込みは厳禁です。本来ある場所(定位置)をきちんと守ることは表示などでルール化することが必要です。

事例 ‐事業継承が視野に入っているならレシピが重要‐

事業の継承が視野に入っている場合は、少し習慣化をプラスする必要があります。特にレシピは秘伝で限られた人しかわからないことが多いものでしょう。しかし、衛生管理と提供品の味は次元が異なります。味に法的な罰則はありませんが、衛生管理には法的順守義務があります。可能であれば、味の根拠となる科学的裏付けとなる事象(水分・加熱時間など)が衛生管理と結びついていれば最高です。まさか、事業継承が視野に入っているこの時代に背中を見て覚えろ!とか皿をなめて味を盗め!などといえませんよね。

事例 ‐事業の拡大を狙っているのなら鉄則を知る‐

開業後、事業が順調に成長しそうな場合は考え方を少し変える必要があります。開業時には少なかった調理器具・材料・副材も増えてきます。いきなり新しい店舗というわけにはまいりませんが、想定の範囲として衛生管理の他に店舗内の動線・在庫管理を考えていかなければなりません。

最もお金がかかるのは人件費です。効率的に動いてもらうための準備が経営側に必要となります。覚えてほしいことを短時間で伝えるには、表示とルールをうまく使いこなして作業を覚えてもらうことが必要です。「まったくうちの従業員ときたら!」・「使えない」なんて今の時代いうわけにはいきません。作業を覚えてもらうには、オーナー様の努力以外にはありません。

事例 ‐表示するだけで自治会自体が変わる!自治会館の整理収納

自治会館は整理整頓が最も難しい!

時間的要素を最大限に極めているのは自衛隊ですが、自治会は利害関係が明確ではない、しかも経済的効果も優先しない自治会はおそらく最も難関なところ。

ルールブックがないので継承が難しい

防災と避難の拠点、開放的でなければならない

文化祭・運動会などの交流活動の物品が多い

各ボランティアグループの倉庫になっている

書類の廃棄の基準がないため文書がたまりやすい、また電子化も難しい

自治会館内に表示をすることで整理整頓が進み自治会自身が変わります。新任の役員のなり手がいないとぼやく前に整理整頓と保管場所の表示をすることです。なり手がいないのではなく、なり手を引き込む自治会にするにはまず自治会館の整理整頓です。新任役員の負担を軽減する「捨てる」作業をしませんか?

業務改善の支援(一般企業)

生産性向上やコストダウンを目的とした5S活動で支援いたします。

① 生産性を阻害する要因分析(ディスカッション)

② 優先順位・数値目標の決定

➂ 5S委員の選定・活動の手伝いチームづくり)

④ 6か月/12カ月後のフォローアップ